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歯周病

下関市の歯医者・歯周病認定医【吉本歯科医院】

カテゴリ: 歯周病

歯ぎしりと歯周病

無意識に歯をキリキリと擦り合わせていたり、強く噛んでしまう噛みしめ

 

 

 

こういった行為により歯や歯の周りの組織に大きなダメージを与える場合があります。

 

 

 

歯に過剰な力が加わり歯の周りの組織が持続的に圧迫されることによって、

 

 

 

歯根膜が傷み、歯槽骨もジワジワと失われてしまうのです

 

 

 

すると、歯が動いてしまい歯と歯の隙間が広がり

 

 

 

歯が倒れてくる可能性もあります。こうなってしまうと噛み合わせが変わり噛みにくくなります

 

 

 

特に歯周病に感染している患者さんは

 

 

 

感染+過剰な力という複合的な要因によって症状が悪化しやすくなってしまいます

 

 

 

また、歯周病の治療後も回復が思うように進まない場合もあります。

 

 

 

 

 

歯ぎしりからの被害を食い止める方法の1つとしてスプリント療法があります。

 

 

 

寝ている間に無意識に歯ぎしりをしてしまう睡眠時ブラキシズムが起きた際に

 

 

 

力を分散させ、被害を減らすことができます。

 

 

 

歯ぎしりで気になる方は一度ご相談ください。

 

 

 

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歯周病じゃなくても、歯茎は下がりますか?見た目歯周病かと思ったのですが、歯医者で検査をしたら歯周病じゃないといわれました。

歯周病ではなくても歯茎は下がる場合があります

 

 

 

それは、日々誤ったブラッシングを行っている場合やブラッシング圧が強すぎる場合です

 

 

 

誤ったブラシッングをして歯茎にダメージを与え続けると、歯茎が下がります

 

 

 

さらに力が強すぎると尚更です

 

 

 

歯周ポケットの中の汚れを除去するように歯磨きするのは間違いではありませんが

 

 

 

ただ歯茎にブラシを当てるだけではいけません!

 

 

 

色んな歯磨きの方法がありますが、今回はバス法について説明していきます。

 

 

 

バス法

歯ブラシの毛先を歯と歯茎のさかい目に向けて45度の角度にあて、軽い力で小きざみに動かします。

 

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力の入れすぎに注意しながら歯の1本1本を丁寧に磨いていきます。

 

 

 

また、歯ブラシの毛先は柔らかいのを使用してください。

 

 

 

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『ルシェロ ピセラ P-20s』をオススメします。

 

 
今回はバス法について取り上げましたが、口の中は十人十色なのでその人に合った歯磨きの方法はひとりひとり違います。

 

 

歯科医院であなたに合った歯磨き方法を指導してもらいましょう。

 

 

 

 

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歯周病と糖尿病

歯周病と糖尿病には密接な関わりがあることは明らかにされています。

 

歯周病の人は糖尿病を併発していることが多く

 

また、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすいこともわかっています。
歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する、それならば歯周病を治療すれば糖尿病が改善するのではないか…

 

それを明らかにした研究結果がいくつか発表されています。

 

 

歯周病と2型糖尿病を併発している患者に、歯周病の治療(スケーリング+歯周ポケットへ抗菌薬を注入)を実施し、治療前と後でHbA1c(血糖値の指標)を比較しました。

 

その結果、治療後にはHbA1cが明らかに改善していました。

 

また血糖値を下げるインスリン(ホルモンの1種)を作りにくくするTNF-α(腫瘍壊死因子)の血中濃度も減少していました。
このように歯周病をしっかり治療すれば、血糖コントロールを改善できます。
また、薬や食事などで血糖値が安定すれば歯周病の症状も良くなります。

 

 

糖尿病を治療中の方はすぐにでも歯周病の治療も始めましょう!

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Before

 

 

 

dsc_5716After

 

 

 

 

 

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歯は抜歯したほうがいいこともある

歯周病が進行してしまった歯を残しておくと、その歯を支えている歯槽骨だけでなく隣の歯や周辺の骨まで悪影響を及ぼします。

骨がかなり溶けて、すでに噛む機能を果たしていない歯を残していても何の役に立ちません。

無理に残しても、結局抜かざる得なくなるケースがほとんどで、かえって抜いた後の状態が悪くなって入れ歯を入れるのが難しくなったり、腫れや痛みが生じたりするなどの不快症状を繰り返す原因にもなります。

歯を残したいという患者さんの気持ちも理解できますが、必要があるから抜歯を決断する場合があります。

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⇧歯を支えてる歯槽骨の吸収が著しい状態です。

 

このまま歯を残すと手前の歯まで悪影響がでる恐れがあります。

 

 

 

 

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若いからといってなめちゃいけない、歯周病

歯周病はかかっていることに気づきにくいことが幸いして放置されます。
放置すると歯を支える組織が長期間にわたって破壊され失われていき、歯ぐきが変形し、歯の位置が動き、歯ぐきが痛んだり歯がグラグラするようになっていきます

その時初めて気づき、たいがいの人はこのような状態になってから慌てて治療を始めるのですが、進行程度が進んでいるようでしたら、治療期間も長くなってしまいます。

 

 

 

ですから、歯ぐきから出血が出やすくなったり、歯ぐきの腫れを気づいた時からまずは日頃の歯磨きをしっかりするようにしてみてください。

 

 

この写真は歯肉炎の状態を示します

 

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⇧下の前歯に歯ぐきの腫れ、プラークの付着が確認できます

 

 

 

日頃の歯磨きを意識してもらい、2週間でここまで改善できました

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引き続きセルフケアすれば、さらに歯ぐきの状態はよくなります

 

 

このように日頃の歯磨きをしっかりすれば歯ぐきの腫れは改善できますので、毎日時間をかけて歯を磨くことを続けることが大切です。

 

 

 

 

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歯周病 歯肉炎でも血が出ないということはあるんですか?

歯周病、歯肉炎になってしまうと歯茎からの出血は出やすくなっています

もとから歯茎からの出血があり、出血が出にくい状態になれば歯茎が改善していると考えられます

もし、歯茎からの出血があるようであれば、まずご自身での歯ブラシによるセルフケアが大切です

食べ物のカスなどから発生するプラーク(歯垢)が歯茎の炎症を促すので

プラークを除去する必要があります

それには毎日、時間をかけ歯ブラシすることが重要です

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特に出血が激しい場合は、歯周病や歯肉炎に進行が進んでいる状態と思われますので、

一度、歯医者による機械的清掃や治療をお勧めします

歯周病の怖いところは痛みなく進行し、急に歯茎からの出血がひどくなったり、

歯がグラグラするなどの症状がでてきます

そうなる前に日頃の歯ブラシをしっかり行うことと、定期的な歯の検診をお勧めします

 

タバコを吸われる方はニコチンなどにより血管を収縮する作用により歯茎からの出血が出にくい傾向があるので特に注意が必要となります

 

 

 

 

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歯周病検査と歯の動揺検査

以前、プローブによる歯周検査の重要性について書きました
今回はいくつかの疑問点をあげて説明します。

 

 

①歯周病検査、前に測ったのに、どうしてまた測るの?
⇨歯周病の治療は、最終的にすべてのポケット内が歯ブラシによって清掃できる深さに回復することを目指して行われます。
初診の状態で深いポケットが多数確認され、その後、歯磨き指導や歯石を取ったりすることにより歯ぐきが引き締まってくると、元通りには回復しないまでも歯周ポケットの深さの値が減少してくるのです。

 

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一度治療したを行ったあとも、治療の効果を確認するために必ず定期的にプローブによる検査を行い、1〜3ミリ程度に改善された部位に関しては経過観察に移行し、

まだ4ミリ以上ある部位にはさらなる治療(麻酔をして歯ぐきより下についている歯石を除去したり、場合によっては歯ぐきを切開して歯周外科治療を行う)が必要になります。

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また、治療が終わり定期的なメインテナンスに移行しても、ブラッシングを怠ると4ミリ以上のポケットや出血の再発が認められることがあるので、毎回の歯周病検査はとても重要なのです。

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②歯の動揺検査はなぜするの?
⇨歯周病が進行すると、歯を支えている骨が溶けて歯がグラグラ揺れてきます。
歯の動揺の程度から、抜歯すべきか、治療すれば保存できるのかなどの治療方針を決める際の手がかりを得ることができます。
とくに、奥歯の動揺が激しくなると、歯が倒れてきて噛み合わせが低くなり、他の歯に悪影響を及ぼすこともあります。
そのままにしておくと歯周病を悪化させてしまうこともあるので、動揺の原因の診断と治療が必要です。

 

 

 

このように、治療の流れの中に歯周病の検査を数回する必要性について理解していただけたでしょうか。歯ぐきはお口の中の環境に左右され、再発防止のためにも歯周病検査は大切なのです。

 

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歯周病の人はインプラントできるんですか?

歯周病の人でもインプラントは可能です。

 

 

ただし、歯周病の治療をしっかり行った後で口の中が健康に保っているという

状態でないとインプラントを入れることは難しいです。

口の中に歯周病細菌が多く存在する中でインプラントをしてしまうと

インプラントの周りも細菌に侵され、インプラント周囲炎になってしまいます

そうなるとインプラント周りの歯肉から血や膿がでてくることになり

最悪、インプラントを抜去することになり兼ねます

 

 

 

また、歯周病の進行程度によりインプラントが可能か変わってきます。

インプラントを支える骨の高さや幅が十分でないと長期の安定は難しいです

手術にて骨を増やすことはできますが…

まずは歯周病の進行を抑えてからの診断によりますので歯科の受診をお勧めます。

 

 

歯周病を抑え、お口の中が健康に保っている状態ならインプラントをいれることはできます

ただし、歯周病にかかっている人は健康の方と比べインプラントの喪失の確率も高くなることを知っておく必要がありますし、

インプラント治療が終了しても定期検診などで注意深くお口のケアが必要です。

 

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プローブ検査

『歯周病の検査をします』と歯ぐきをチクチクされるあの検査

なんで毎回するのだろう?と思っていませんか?

歯周病を発見し進行状態をチェックし治療するために

じつは、一番大切な検査なのです
プローブって?
歯と歯ぐきの溝、ポケットの深さを測る器具です

FullSizeRender↑プローブに目盛りがついています

 

 

プローブ検査でなにがわかる?
・歯周ポケットの深さと、歯周病の進行の程度がわかる
・出血により炎症の有無がわかる
・プラークの付着の程度がわかる(磨き残しの確認)
歯石の有無
骨欠損状態(骨がどれだけ溶けて失われているか)がわかる
・歯根が折れていないかがわかる

 

 

検査の結果、ポケットが1〜3ミリ程度なら、細菌が棲みにくい環境です。
しかし、4ミリ以上になるとプラーク(細菌のかたまり)が溜まりやすく、さらに歯ブラシの毛先が届かないため、常に汚れた状態になってしまい治療が必要です。

 

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↑プローブをポケットに入れます

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↑もう一つのプローブの先端がどの位置にあるか確認

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⇨ポケットの深さを表しています。この部位のポケットは7mmとなります

 

 

当医院では、なるべくチクチクした痛みを抑えながら検査を行っています。
それでも、皆さんはいい顔をしませんよね!?
しかし、歯周病の進行状態を知るための大切な検査となりますのでご理解下さい。

 

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第59回春季日本歯周病学会

こんにちは。

先日、鹿児島にて春季歯周病学会が開かれ参加してきました。

日本歯周病学会は、

歯周病を克服することにより自分自身の歯を1本でも多く残
すことを目的とした学術団体です。

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全国各地から歯科医師が集まり、賑わいを呈してい
ました。

シンポジウムでは、

『インプラントの長期安定を求めて

ーインプラントのメインテナンスとサポーティブセラピーを考えるー』

というテーマに勉強し、メインテナンスの重要さを改めて学んできました。

 

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また、学会開催中にどうやら桜島が噴火したらしく
灰が降り注いでくるという貴重な体験をしたり

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むじゃきの白熊 食べました

美味しかったです!!

今後も学会参加していきたいと思います。

 

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