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侵襲性歯周炎

下関市の歯医者・歯周病認定医【吉本歯科医院】

侵襲性歯周炎

まだまだ不明な部分も多い侵襲性歯周炎、数々の研究によって明らかにされてきています。

 

 

 

臨床症状として

急速な歯周組織の破壊がある

・プラークの蓄積量と疾患の重症度とは無関係

家族内集積性(特定の家族内・家系内に高頻度で発症)

・歯周炎に伴う全身疾患は認められない

・歯周組織の炎症は軽度(歯肉の腫脹、ポケットからの出血は乏しい)

10歳から30歳代で発症(30歳以降の発症はまれ)

 

 

 

さらに、全顎に症状がでる広汎性と、前歯と第一大臼歯にのみ垂直性骨吸収が見られる限局性があります。

 

 

 

 

限局性侵襲性歯肉炎では、発症して骨吸収が急速に進んだ後、治療を受けたわけでもないのにある時突然進行が止まってしまうことが少なくないことが知られています

 

 

 

成長と共に起こる体の変化がこの疾患に関係しているのだろうと考えられていますが、理由はわかっていません。

 

 

 

プラークの付着が少ないため見た目は大したことのないと感じますが、プロービング(歯周組織検査)を行うと驚くほど深いポケットが認められます。

 

 

 

⇩この患者さんは20代の頃から歯肉の退縮に悩まされてました

ブログ用症例取り出し 16.18.34.001

 

 

 

⇩治療を始めて8年経った時の口の中の写真です。歯を1本だけ失いましたが、歯周基本治療により良好な状態を保っています

ブログ用症例取り出し.002

 

 

 

 

 

 

 

下関市の歯医者・歯周病認定医【吉本歯科医院】

日付:   カテゴリ:歯周病, 院長ブログ